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若手社員座談会

わたしが、
ここで働く理由。

育種、海外営業、広報。職種の異なる3人の若手社員が、座談会の主役。
それぞれの目線で、サカタのタネを選んだ理由や、仕事にかける想い、これからの目標を語り合いました。

プロフィール

坂井 祐希掛川総合研究センター
畜産学研究科卒
2017年度入社

研究農場で花の育種業務を担当。切花・花壇苗を扱う。

中野 純海外野菜営業部
園芸学部卒
2017年度入社

アジアにおける野菜種子の営業を担当。海外で品種の試作を行い、現地顧客や関係会社と協力しながら優良品種の選抜、販売を行なっている。

藤田 杏奈コーポレート
コミュニケーション部
文教育学部卒
2016年度入社 

広報として、新品種のニュースリリース作成、各種取材対応、イベントの運営、グローバル社内報作成などに携わる。

種苗業界を志望した理由は?

藤田:大学時代、ブドウ農園でボランティアをする機会がありました。その活動で初めて農業に触れたのですが、植物を育てることの楽しさや、その奥深さに感動して。何かしら農業と関わる仕事に就きたいと思うようになりました。就職活動のときは、食品メーカーも見ていたのですが、食といっても扱うモノは多種多様。業種によっては農業にまったく関わることができない。さらに、仕事も商品ごとに細分化されている印象がありました。決まった自社商品に深く関わるよりも、タネを扱うほうが仕事の幅が広く、ダイレクトに花や野菜に関わることができるはず。そう考えて、種苗業界を志望しました。

中野:藤田さんと近いのですが、親戚にブドウ農家さんがいて、小さい頃から収穫の手伝いをしていました。農業はキツい仕事、という印象があるけれど、食べると大変さを一気に忘れてしまう。それまでの苦労よりも、おいしさの方が勝る。そのころから農業に関わりたいと思っていて、大学も農学部に進みました。だから、種苗業界はずっと第一志望だったのです。

坂井:もともと飛行機が好きで、高校生の頃は航空業界で働きたいと考えていました。種苗業界を目指すようになったのは、受験勉強をしている時期に、たまたま見かけたニュースがきっかけ。育種により品種改良が進み、穀物や野菜の収穫量が上がれば、飢餓で苦しむアフリカの人々を救うことができるという報道でした。世界には、飢餓やそれに関連する病気で亡くなる人が1日に数万人もいる。そんな深刻な問題があることをそのとき初めて知ったのです。そこから、育種学を学びたいと方向転換しました。大学の研究室では、コムギの育種に関する研究をしていました。就職活動を始めた当初は、自分の学んできたことを活かしたいと思って、地元の研究機関で勤めることを考えていましたね。でも、就職活動を進める中で、穀物だけではなく、いろんな品目を扱っている種苗メーカーの仕事にも興味を持ちました。サカタのタネは、有名な品種がいくつもあって、ノウハウが蓄積されているだろうし、きっと幅広い仕事ができると思いました。さらに気候変動や人口増加、飢餓など、世界の様々な地域が抱えるさまざまな課題を「よいタネ(品種)」の生産・普及という形で、微力ながらも解決に導いていく。その一助を担える。種苗業界の仕事にはそうした可能性があると思います。

入社前と後、
ギャップはありましたか?

中野:「国や地域によって「よい品種」の考え方が変わるのが面白いですよね。例えば、日本でよいとされているトマトの品種は、海外だとあまり見かけない。海外はトラックで長距離を運ぶために、味よりも簡単に潰れない硬さの方が重要だったりする。そういった価値観の違いに出会えることが楽しい。ここまで面白いとは思っていなかったので、いい意味でギャップを感じています。

坂井:みんなそれぞれギャップがありますね。私は、そこまで強いギャップを感じませんでした。大学の研究室でも一日中畑にでて作業する経験をしてきました。現在の育種の仕事と通じる点があります。藤田さんはどう思いますか?

藤田:私は広報なのですが、外に出ることが多いのかなと思ったら、取材対応以外はデスクワークが多いですね。最近は積極的に外にに出てよいと言われているので、どんどん現場に足を運んでみたい。機会があれば、営業や研究職の方に同行して新品種を栽培している生産者のところに行って、もっとユーザーの目線や心境を感じ取りたいいですね。

仕事で、やりがいを感じる場面は?

坂井:サカタの品種が使われている、ヒマワリの産地を訪問しました。その時、生産者の方から「助かっているよ」と、言われて嬉しかったですね。

中野:直接現場の声が聞けるのはうれしいですよね。「よくできたよ」と言われたときが一番幸せです。営業は、緯度や標高、気温、その土地に植えられている作物など、さまざまなデータをもとにして、その場所にあうタネを選ぶのですが。ブリーダーと情報交換しながら、「このタネは売れる」と予測を立てて、現地に持って行った品種が、試作後に評価が高かったときにやりがいを感じます。

藤田:私の場合は、サカタの魅力を発信していく仕事なので、サカタのタネをテレビで取り上げていただいたときや、新聞に載せていただいたときに、うれしくなります。商品について取材を受けることもうれしいのですが、一粒のタネができるまでのストーリーを伝えられると、もっと嬉しい。タネは、たくさんの「人」の力、「チーム」の力の結集ですから。普段はなかなか伝えることのできないサカタの内側の魅力を発信できたときは、やりがいを感じますね。

これからの目標は?

坂井:私の目標は、生産者の方に喜んでもらえる品種をつくること。そのために、まずは一生懸命、目の前の仕事に取り組んでいます。自分はまだ開発のサポートしかできていないけれど、いつか新品種を一からつくりたいと思っています。

中野:より多くのタネを、世に送り出したいです。ブリーダー(育種家)がつくった優秀な品種の価値を伝えて、広めるのが営業である私の役目。売り出す時の宣伝文句やパッケージなど、マーケティングの観点から商品づくりに携わることができるので、つくるプロセスに直接関わっている実感があります。他の職種と協力しあいながら、サカタのタネにしか生み出せないタネを、これからも広めていきたいです。

藤田:私は、年次が上がるごとにいろいろな仕事を任されるようになってきたので、イベント対応も取材対応もリリース作成も、新しいことをどんどんやっていきたい。そのためには、社内だけではなく、社外の情報に目を向けて、世の中全体の動きに敏感になっていきたいです。

坂井:今回みんなで集まって「ここで働く理由」を話すことで、自分たちがなぜ種苗の世界に飛び込んだのか、原点に立ち返ることができた気がします。それぞれ職種は違っていても、目指すところは同じ。「花・野菜の品種開発を通して世界の人々の生活文化向上に貢献する」という大きな目標は変わらないなと改めて感じました。

中野:いつか私たちの世代で力をあわせて、環境問題や自然災害など、これからの私たちが取り組まなければいけない課題を、ほんの少しでも解決に導けるようなプロジェクトができるといいですね。そんな日が来るまでに、タネのプロフェッショナルを目指して頑張ります。

一同:お互いに頑張りましょう!

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